計測/データ準備
計測には、製品の品質を確認するための計測と、工場や設備を3D化するための計測があります。例えば、既存の工場・設備のレイアウト変更に当たって、レーザースキャナー等を使って、工場を3Dデータ化。正確かつ安全な工事計画・レイアウト検討を可能にします。
工場・設備の計測
レーザースキャナー、SiMM、コンパクトA-TOSスキャン等を使って工場内の3Dデータを取り、3Dモデル化することで、既存工場のレイアウト変更等の検討が可能になります。
レーザースキャンの例
実際にレーザースキャンを用いて、工場設備の3Dデータを作成した例です。
まるで実写のようですが、これはすべてスキャニングして作成した3Dモデルです。かなり詳しいところまで3Dになっています。
こうした技術を使って、トヨタの工場を3D化するお手伝いをしています。
製品の計測
レーザースキャナー等精密な計測器を使って製品の計測を行い、現物の形状精度や組立作業性等、精度や品質の管理を支援しています。
デジタルエンジニアリングを行っていくためにはCADデータ等の用途に合わせたデジタルデータ準備が不可欠です。
すべての作業はこのデータ準備からスタートします。
データ収集
データは大きく分けて「製品データ」と「設備データ」の2つ。車両を構成するさまざまな製品データはトヨタ自動車の設計部門から、設備データは設備メーカーから、それぞれ3Dデータとして支給されます。
データ編集
収集したデータは検討用途に合わせて、さまざまなデジタルデータに編集します。例えば、3DデータをもとにCG(コンピューターグラフィック)加工して実物同様の見栄え(みばえ)検討を使ったり、「作業性検討」のためにVR(バーチャルリアリティ)データに編集する等、このデータ編集作業は多岐にわたります。