DIGITAL T-time

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本業を通じた取り組み

●バンパー射出成形銀条不具合対策によるCO₂削減

高意匠バンパーなどの樹脂部品成形には金型内にホットランナー(以下HR)という流路で樹脂を昇温する機構が採用されていますが(図1)、終業以降には冷えた樹脂が残存し始業時の昇温ムラにより銀条※1不良の発生に繋がっていました。今回CAEを活用しHR内で冷えた樹脂の温まり方を可視化(図2)。残存樹脂を効率的に適正温度に昇温できるようなヒーター毎の設定条件を算出。これにより銀条不具合が0となり、バンパー1本当たりCO₂排出量▲0.135kgの削減に繋がりました。今後もこのような様々な困り事に対して”CAE”を活用しカーボンニュートラルの実現に貢献していきます。
※1:樹脂の中のガスや空気が製品表面に白い筋状の痕として現れる不具合