DIGITAL T-time

デジタルT-time

第33期事業報告(2023年4月~2024年3月)

●新役員体制

日頃より、トヨタ自動車(株)様および関係先の皆様のご指導・ご支援に深く感謝申し上げます。 6/21の定時株主総会において新役員体制が承認されました。

・代表取締役社長 馬場 章友
・取締役 西舘 和雄

・取締役(非常勤) 江藤 信也 トヨタ自動車九州(株)車両本部長

・監査役 岡部 啓二郎

・監査役(非常勤) 中村 好男 トヨタ自動車(株)生産本部副本部長

(写真左から)岡部さん、西舘さん、馬場さん、江藤さん、中村さん

●第33期(2023年4月~2024年3月)事業報告(一部抜粋)

▼安全・健康・コンプライアンス
・意識の向上と風土醸成にむけた全社活動を推進。今後も活動を継続。

▼基盤固め
・環境変化に対応できる、働き方の多様性や柔軟性を持たせた制度改定を推進。

・各業務プロセスの改革(DX)による更なる生産性・付加価値の向上と適正価格活動を推進。

▼企業体質強化・持続的成長にむけて
・成長分野への選択と集中を目指すも、計画外ニーズへの対応と従来業務の自働化が予測よりも進まず、リソーセスシフトは道半ばの状況。

・事業・領域拡大へのシナリオは若干遅れながらも計画通り進展。北米事業の強化、グローバルサウスのデジタルエンジニアリング支援体制構築、DE-PF(*1)開発と適用拡大、C4(*2)展開等を推進。

(*1)Digital Engineering Platform:デジタルプラットフォーム
(*2)CAROTT4:ロボットオフラインティーチシステムの第4世代

●基盤固め

▼人財育成強化
新入社員研修プログラムの強化

“デジタルとフィールドの両方に精通したエンジニアの育成”を狙ったプログラムへ見直しました。
配属前にそれぞれの職場研修を行い、技術を習得しています。配属後の早期戦力化と会社全体の技術力底上げや強化に繋げていきます。

▼ダイバーシティの推進
「働き続けたい」と思える会社づくり推進

【多様な働き手が活躍できる職場づくり】
・制度:子の看護休暇・介護休暇改正1分単位で取得可能な制度導入

・意識改革:国際女性デー講演会開催(TMC安全健康推進部 永田部長ご登壇)

・風土:豊田市はたらく人がイキイキ輝く事業所“ベストフォーカス賞”受賞

▲イキイキ輝く事業所表彰 授賞式

●企業体質強化

▼競争力強化
現場立脚型DEの進化と付加価値向上

先行開発を進めてきた可視化技術の効果が見え始めています。


【気流可視化】

工場の溶接ヒュームが排気されにくいという問題の解決に挑戦。空気の流速分布と温度分布から全体の流れを把握し、最適なファンの設置向きや数・流量を提案しました。夏場の高温対策にも効果があります。

▲粒子マーカーを流して粉塵の流れを分かり易く

▼事業領域拡大にむけて
ONE TEAM 体制づくり


【海外業務の強化に向けて】

北米・中国・欧州・グローバルサウス等の各地域の現状調査と戦略立案を実施中

【大部屋活動】
仕事の進め方や役割、責任区分の検討等、関係各社とのアライアンス強化にむけた活動推進中

●持続的成長

▼次世代プロセス構築
T-PEQ'sの実現に向けて

-Toyota’s bill of Process・ Equipment・Quality based System-


当期は主にDF-PF(*1)活用からDE-PF(*2)管理・運用へとステップアップを図りました。

*1)DF-PF:Digital Factory Platform

*2)DE-PF:Digital Engineering Platform


プラットフォームの基礎となるソフトウェアの標準機能を検証したり、製品データと設備データの連携、他のソフトウェアやシステムとの紐づけを実施し、一部実務でプロセス検証も進めています。

▲CPSを核としたモノづくり実現に向けて

▼DXの推進
製準DX・工場DXの取組み


製造工程や工場物流におけるDXの推進に参画させていただいています。

“デジタルを基軸としたものづくり”というTPECの強みを活かした提案で、ものづくり革新とお客様課題の解決に貢献できるよう、挑戦を続けています。


【工場予実管理システム構築支援】

アプリ開発とそれを活用したシステム構築に参画

予実差分評価
“物流計画工数の自動算出アプリ”と “小型電気運搬車両のリアルタイム位置表示アプリ”の実績ログを紐付け、予実差異をコース別に分析し、分かりやすく明示