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第34期事業報告
●第34回定時株主総会を開催しました
6月20日(金) 豊田寿オフィスにて第34回定時株主総会を開催しました。終了後には、役員および本部長がトヨタ自動車(株)本社工場内の「継承と進化の里」を訪問。約60年ぶりにブラジルからの里帰りを果たしたコマツ700トンプレス機を見学しました。TOYOTAの原点とも言える特別な場所で先人たちの覚悟と挑戦に触れ、その場に立つだけで圧倒されるような“凄み”を感じました。TPECとして「もっといいクルマづくり」への貢献を改めて誓う機会となりました。
●第34期事業報告 (2024年4月~2025年3月)(一部抜粋)
●健康経営
社員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取組んだ点が評価され、法人向けの認定制度である「健康経営優良法人2025(ホワイト500)」に選定されました。(通算8回目の認定)
●風土づくり
ハラスメントゼロを目指す取組みの一環として管理職を対象とした勉強会を実施。弁護士を講師に招き、具体的な事例を用いた解説や対話形式での質疑応答を通じて理解を深めました。
●多様な働き方支援
将来像に向けて、全社キャリアマップの見直しを行い、プロ人材のキャリア像や資格の役割を明確化することで、全社的なレベル感の統一を図りました(下図参照)。本マップをベースとして個々のキャリアプランの策定を進めています。
●BEVプロジェクトへの支援
デジタルを活用したBEV電池製準支援
BEV電池ケース/パック製準支援においては、ロボット検討技術を活用した効率的な配置により工程面積の削減とそれに伴う搬送時間の短縮を実現。ARPM(*)による溶接打点チェックの確認工数削減など、DE技術を活用して(下図参照)生産性向上に貢献しました。さらに、グローバル展開を見据えた仕様の標準化も推進しています。
*プロジェクションマッピングを使ったAR技術
●プロセス改革に向けて
全工程スルーの業務プロセス改革を目指し、ISOに準拠したBPMN(*)手法を活用しながら、部署間で差異があった工程表の統一を実施。17件のプロセス見える化と改善を推進しました。
*Business Process Model and Notation
●DE-PFの開発・構築
保全DX支援活動
製造現場におけるシステム構築の一環として、電池工程における保全情報の一元化システム構築に携わりました。工程ごとに、3Dデータを含む設備の一覧情報に加え、関連図書や予備品情報を紐づけて活用できる仕組みづくりを推進しました。
●製準・製造現場に立脚した開発
工場物流自働化支援
トヨタ自動車(株)高岡工場では、物流製準におけるAMR(自律走行搬送ロボット)を活用し、フリーロケーションストアの構築に取組みました(下図参照)。
搬送座標変換ツールの開発等を通じて、業務の効率化を図るとともに、各工場へのAMR導入支援も推進しています。