DIGITAL T-time デジタルT-time
デジタルT-time
技術の現場から
日々の仕事の中で、「もっと良くしよう」と考えて生まれた工夫や改善。 その中には、現場やさまざまな立場からの気づきが活かされています!
●進化を続けるTPECのコア技術
私たちはプロジェクト業務のSE領域(プレス、ボデー、塗装)において、お客様の期待に応えるべく、日々の業務を通じて図面完成度の早期向上とDE技術開発に取組んでいます。ボデー領域では、1台あたり数千点に及ぶスポット溶接打点に対し、ボデー剛性向上を目的とした新接合技術や新素材が採用されており、それに伴い、各打点の加工条件(ガン加圧力・通電時間など)の管理が複雑化しています。SE検討時には、これらの加工条件を打点データに手作業で1点ずつ付与していましたが、対象打点が増えるにつれ、工数や品質保証の面で課題となっていました。そこで2010年、TPECでは加工条件を含む打点情報の一元管理と、打点データへの加工条件の自動付与を可能にする「打点判定シート」を開発。これにより大幅な工数削減と品質保証の向上を実現しました。以降も、商品力向上に向けた接合技術の進化に合わせて、「打点判定シート」の改良を粘り強く継続しており、現在もTPECのコア技術の一つとして、さらなる付加価値の創出に取組んでいます。
▲カイゼンに終わりなし!今も続く打点判定シートの開発打合せの様子