DIGITAL T-time

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第32期事業報告(2022年4月~2023年3月)

●新役員体制

日頃より、トヨタ自動車(株)様および関係先の皆様のご指導・ご支援に深く感謝申し上げます。 6/26の定時株主総会において新役員体制が承認されました。

代表取締役社長:馬場 章友
常務取締役:西舘 和雄
取締役(非常勤):江藤 信也 ※トヨタ自動車九州(株)車両本部 宮田工場長
監査役:岡部 啓二郎 ※取締役からの役職変更
監査役(非常勤):中村 好男 ※トヨタ自動車(株)生産本部副本部長
※石田取締役は退任致しました。

●第32期(2022年4月~2023年3月)事業報告 (一部抜粋)

▼安全・健康・コンプライアンス:社員の意識向上や風土醸成に向けた全社活動を推進
▼基盤固め:人事制度や育成の見直し等による“働きがい”と“モチベーション”向上
▼企業体質強化(競争力強化・自立化):既存業務で活用している技術の適用範囲拡大を推進。モノづくり現場の生産性向上に繋がる提案・技術開発・成長分野への参入拡大。
▼持続的成長:デジタルプラットフォームの構築・活用拡大に向けた提案活動の推進

●基盤固め

▼ダイバーシティの推進
学歴格差の廃止に向けて
年齢や学歴を問わず“頑張った人が報われる処遇”を目指し、24年度の完全撤廃に向け段階的に是正を行っています。

▼人材育成強化
資格別役割能力要件の改定
TPEC-WAYに基づく“TPEC人財”に求める能力として“考動力”“人間力”の2要件を重視したものへ改定。取り巻く環境変化に柔軟に対応し、変革に向けて自ら考え行動(チャレンジ)できる人材(財)へ成長を促します。

幹部職特別研修「馬場ゼミ」
幹部職同士で切磋琢磨しながら会社のリーダーとしての意識向上と行動変革を図っています。

●企業体質強化

▼モノづくりの付加価値向上
製造準備リードタイムの短縮に向けて

モノづくり現場の生産性向上に繋がる提案や技術開発を進めています。例えば、塗装CAEでは解析リードタイムを半減させたことでオフラインティーチ検討にご活用頂き、現地での膜厚調整回数の削減に貢献しています。

▲実機 塗装膜厚調整回数
CAE結果の反映により初回の品質が向上、現地での調整回数が減(5回⇒2回)

▼事業領域拡大への挑戦
電池領域のDX推進
クラウドによる、工場やラインの点群(形状)データの一元化で多拠点からアクセスできる環境を構築。関係各社間のデータ共有やマスターラインデータの有効活用を推進しています。

▲各社各人が同じデータを共有する環境

●持続的成長

▼T-PEQ’s構築 
Toyota’s bill of Process, Equipment, Quality based System


クラウド型プラットフォームの構築

T-PEQ's構築の一環としてDF-PF
(※)で設備データベースを構築中。構成決めやロボット検討での活用を開始しています。
※DF-PF®:Digital Factory Platform:国内外を繋ぐプラットフォームを構築中

快適DF-PF構築の取組み
計測手法開発や処理機能開発でデータ化までのリードタイム短縮とタイムリーな情報共有が可能になりました。

▲軽量化・カラー化・L/T短縮

DF-PFの活用推進
業務管理及び人材育成の支援ツールとして活用を開始したり、インライン化検討用に工場ストリートビュー導入の提案等を進めています。
モノづくりプロセスの更なる革新にチャレンジしています。